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現在、メールマガジン「『イメージ力』でもっと使える英文法」を発行しています。 このメールマガジンでは、重要な英文法をイメージを使って解説します。
■ 英文法と「イメージ力」
学校や本で学んだ英文法が、いまひとつ記憶に残りにくい、実際の会話や読み書きで使いこなせていない、と感じることはありませんか?英文法を使いこなすために、具体的にはどうすればよいのでしょうか? 私のおすすめする方法は、「言葉だけではなく視覚(=イメージ)で感覚をつかむ」ことです。 言葉と視覚の違いを、不定冠詞の a と定冠詞 the の使い分けを例に見てみましょう。 以下は、参考書に登場する説明です。
a(n) は「複数個の中の任意の1つ」という意味を含み、the は「唯一性」や「包括性」の意を含む (「TOEIC テスト英文法・語彙問題」(Obunsha)より引用) |
この説明だけで、実際の会話やライティングで使い分けられると思いますか?無理ですよね。 もちろん、上記の文章に問題があるわけではありません。 限られた文字数内で、観念的・総称的に記述した結果です。言葉は情報をより正確かつ詳細に描写するためには絶対必要不可欠ですが、英語の文法を使いこなすためには、より覚えやすく思い出し易い情報、イメージを構築していくことがとても大切です。
例えば不定冠詞 a と冠詞 the の使い分けを、こんなイメージが説明してくれるとしたら…
いかがでしょうか?イメージはインパクトがあって、頭に入ってき易い。そして記憶にも残りやすいですよね。 イメージだけで全てをあらわしきれるとは言いませんが、思考を表現するためのツールとしての英語をよりよく使いこなすためには、観念的な情報をとらえるためのイメージを頭の中に描けるようにすることがとても重要だと思います。
そして、イメージで感覚をつかむことができさえすれば、あとはいろんな状況でたくさん使ってみるだけです! このメルマガの中では、そのための練習問題も提供させていただきます。
■ なぜ「英文法」なのか?
今の英語教育に対する意見は、「文法重視でなく、もっとコミュニケーションを」という考え方が主流のようです。 もちろんコミュニケーション能力は重要ですが、だからといって「文法の学習は実践的ではない」と文法を軽視してしまう、大きな間違いだと思います。 なぜなら、文法はその言語を操る人々が全てが従うルールブックだからです。 共通の土台となるルールブックを無視しては、コミュニケーションは成り立ちません。
特に、ビジネス・アカデミックな分野で英語を使用しよう、という目的をお持ちの場合、 書き言葉・話し言葉双方において、文法を正確に使いこなすことが求められます。 中でもライティングは、前置詞・時制といったノンネイティブには非常に難しい部分まで、ネイティブ並みの適切な使用が期待され、できていなければ unsophisticated とみなされてしまいます。
このメルマガでは、そんな文法を丸暗記の知識ではなく、イメージ力を利用して直接思考と英語をつなげる方法で、文法を使いこなすためのお手伝いをさせていただきたいと思います。
- ビジネスレター・書類等を英語で書く必要がある方
- 会社で英語のミーティングに参加する必要がある方
- これから英語圏に留学をお考えの方
- 今現在、英語圏に留学中で、授業のディスカッション・レポートの アカデミックイングリッシュにお悩みの方
- 結構英語は上手くなったつもりだけど、実践となると不安を感じる方
といった、中・上級英語学習者の方々をターゲットとしています。 どんなに英語が上手くなってもノンネイティブを悩ませる前置詞・冠詞や、なんとなく複雑そうで避けがちな仮定法・時制などを、一緒に勉強していきませんか?