【文法】It's 短縮形(2) 《助動詞+not》


短縮形(1): 【文法】It's 短縮形(1)


■ 短縮形のパターン(1): 「助動詞 + not」



短縮形(Contraction)のパターンの一つ目は、「助動詞 + not」です。このように助動詞に not が続くとき、not を短縮して、n’t (エヌ・アポストロフィー・ティー)とし、助動詞の語尾につなげて一単語とするのが、この短縮形の形です。助動詞とは、should や will などの法助動詞(※)、be 動詞、否定文に使う do、完了形に使う have を指します。

(※)法助動詞(modal auxiliary) とは、話者の気分を表す特別な助動詞です。

この短縮形を含む例文を見てみましょう。

  • I don't understand what you say.
    (あなたの言っている意味がわかりません。)
  • Do you know why he wasn't at the party last night?
    (どうして彼が昨夜のパーティーにいなかったか知っていますか。)
  • You shouldn't stay up too late in order to maintain your health.
    (健康を保つために夜更かししてはいけない。)

このパターンの短縮形の発音は、スペルのとおり「助動詞の発音 + です。最後の は特にはっきりと発音するように気をつけましょう。この が聞こえないと、否定形であることがわかりません。



■ 「助動詞 + n't」の例外



この短縮形のパターンには、いくつかの例外があります。この例外は、三つのグループに分けられます。

  1. 形が法則と違う
  2. 発音が法則と違う
  3. 短縮しない

 (1)形が法則と違う 

以下の短縮形では、短縮形がかなり変形しています。

  • will + not → won't
  • shall + not → shan't

won't は、want と発音を混同しやすいので気をつけてください。wanta は、口を「オ」の形にして「ア」と短く発音する感じです。一方、won't は半母音の と母音の がつながっているので、 と「ウ」の音を二つ分伸ばすように発音してください。

ちなみに、このグループには、ain' t というのも含まれます。これは、be 動詞または完了形の have + not の短縮形にあたるのですが、非常にインフォーマルなフレーズで、スピーキングでも(特定の地域以外では)あまり使われません。ここでは触れる程度にとどめておきます。


 (2)発音が法則と違う 

以下の短縮形では、形は法則どおりでも発音が少し違います。

  • must + not → mustn't
  • do + not → don't

mustn't は、n't の直前の を発音しません。don't は、元は do の部分の発音が短縮すると変化します。


 (3)短縮しない 

以下の助動詞と not の組み合わせには、短縮形がありません。

  • am + not
  • may + not


■ 「助動詞 + not」の短縮形:一覧表



「助動詞 + not」のパターンの短縮形を、一覧表にしました。ひとつひとつ声に出して読み、それぞれの発音になれてください。

(※)「使用頻度」の欄は、アメリカにおいて使われている度合いを、○(使う) と ▲(あまり使わない)の記号で表しました。(イギリスでは使われている可能性があります。)

    助動詞 + not 短縮形 発音 使用頻度
基本 be 動詞 is + not isn't
are + not aren't
was + not wasn't
were + not weren't
do does + not doesn't
did + not didn't
完了の have have + not haven't
has + not hasn't
had + not hadn't
法助動詞 can + not can't
could + not couldn't
would + not wouldn't
should + not shouldn't
need + not needn't
ought + not oughtn't
例外 (1)形が法則と違う will + not won't
shall + not shan't
(2)発音が法則と違う must + not mustn't
do + not don't
(3)省略しない am + not -- -- --
may + not -- -- --


■ 練習



以下の文章の赤字部分(助動詞 + not)を短縮形にしてください。回答は、プルダウンメニューからごらんいただけます。例文を何度も読んで、短縮形の発音に慣れるようにしましょう。

1. I know you were not listening to me. 
(君が僕の言うことを聞いていなかったのは知ってるよ。)

2. This book was so exciting I could not put it down. 
(この本が面白すぎて、一気に読んじゃったわ。)

3. He does not get along with anybody at school. 
(彼は学校に友達がいない。)

4. I should not have said such a thing to my mom. 
(あんなことお母さんに言わなきゃよかった。)

5. He has moved out of the town, has not he? 
(彼はこの町から引っ越したんだよね?)

6. It will not be long before you get better. 
(病気が治るまでそれほどかからないでしょう。)

7. You are tired, are not you? 
(疲れてるんじゃない?)

8. I was just one minute late, but they did not wait. 
(たった一分遅れただけなのに、彼らは待ってくれなかったんだよ。)

9. If I had not been found by them, I would have frozen to death. 
(もし彼らに発見されなかったら、凍死していただろう。)

10. She is not as tolerant as him. 
(彼女は彼ほど我慢強くない。)

11. I can not agree with you more! 
(あなたの意見に大賛成よ。)

12. It was not easy for me to conquer acrophobia. 
(私にとって、高所恐怖症を治すのは簡単ではなかった。)

13. Ok, I believe you, but thousands would not
(わかった、信じてあげる。でも他の人は信じないと思うけど。)

14. It's all right. I have not waited for you so long. 
(いいよ、気にしないで。そんなに待ってないから。)

15. Do not leave me alone. I'm scared of darkness. 
(一人ぼっちにしないで。暗闇が怖いの。)



次回は、もうひとつの短縮形のパターンについてご説明します。




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このページは、Rickoが2008年1月23日 23:00に書いたブログ記事です。

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