【雑学】アメリカの新年 2008


■ アメリカの新年 2008



明けましておめでとうございます。日本から遅れること 14 時間、アメリカの東海岸も 2008 年を迎えました。大晦日はいつも旅行していたので、アメリカの自宅で迎えるお正月は今年が初めて。大きなかきあげをのせた年越しそばを食べ、Dick Clark の年越し番組恒例の "Ball Dropping" を見ながら年が明けました。

"Ball Dropping" は、ニューヨークのタイムズスクエア(Time Square)で毎年行われる年越しイベントの締めくくりです。新年まで 1 分のカウントダウンが始まると、タイムズスクエア(Times Square)のビルの屋上に設置されたポールの頂上から、大きな光のクリスタルでできた球体(crystal ball)がゆっくりと降りてきて、新年とともにポールのふもとに着地します。今年は LED をふんだんに使ったカラフルなボールで、作成には 100 万ドルほどかかったそうです。

ニューヨークの新年

今年もかなりの冷え込みでしたが、例年通りタイムズスクエア(Times Square)には、たくさんの人が詰め掛けました。毎年大晦日には、タイムズスクエア(Times Square)周辺の数ブロックは、夕方には交通封鎖が行われて、住民以外は進入禁止になってしまいます。(住民には特別に通行証が発行されるそうです。)そのため、タイムズスクエア(Times Square)で新年を迎えようとする人々は、完全防寒の格好で、昼から場所取りをして数時間じっと待ち続けます。近のデパートのトイレは、ピーク時には 3 時間待ちの行列ができるのだとか。

そうそう、タイムズスクエア(Times Square)に比べると地味ですが、セントラルパーク(Central Park)では新年と同時にスタートするマラソン大会が行われます。参加者の中にはハロウィン(Halloween)の仮装を引っ張り出したような格好をした人もいれば、まじめに走ろうとする超薄着のアスリートもいます。参加するには事前に登録しなければならないようなのですが、昨年の新年にニューヨークを訪れたときには友人たちと一緒に酔った勢いで、勝手に併走してしまったという恥ずかしい思い出があります。(結局、1 マイルくらいでばてて、タクシーを拾って友人宅に帰りましたが…。)



■ 英語で「明けましておめでとう」



ところで、年賀状にもよく使う "A happy new year!" という挨拶は、実は「年が明けてから」だけではなく「クリスマスから新年まで」の間にもよく使われる挨拶です。"Have a good day!" (「よい一日を」)、"You, too!" (「あなたもね」)というやりとりを別れ際によくしますが、"A happy new year." はこの新年バージョンで、「よい新年をお迎えください」という意味になります。日本語で言うと、むしろ「よいお年を」というニュアンスですね。また、「明けましておめでとう」とは違って、"A happy new year." の効力は元旦当日くらいで、その後は普通に "Hi. How did you enjoy the holidays?" (「ホリデーは楽しんだ?」)というような挨拶になるのが一般的です。


さて、この元旦は日本人の友人を招いて、日本の映画を見たり、たっぷりお正月気分を味わう予定です。2008 年もどうぞ当ブログをよろしくお願いいたします。




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このページは、Rickoが2008年1月 1日 01:00に書いたブログ記事です。

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