【雑学】"12 Days of Christmas"(1) |
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■ "12 Days of Christmas"
クリスマスまで残すところあと四日ですね。この一ヶ月は、テレビでもお店でもクリスマスソングが流れっぱなしなので、ふと無意識に口ずさんでしまうほど、すっかり頭にしみこんでしまいました。この時期の定番ソングの中でも私のお気に入りは、"12 Days of Christmas" という歌なのですが、ご存知でしょうか?
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歌詞の一部をご紹介しましょう。
On the first day of Christmas, |
クリスマスの 1 日目に |
このように、プレゼントの数が一つずつ増えて、12 日目には 12 個のプレゼントが贈られます。
On the twelfth day of Christmas, |
クリスマスの 12 日目に |
タイトルでもある "12 days of Christmas" とは、クリスマス(12月25日)から始まる 12 日間のことです。12 日目の次の日(1月6日)には、「公現祭(Ephiphany)」というキリスト教の祭日があります。「公現祭(Ephiphany)」は、キリスト生誕を祝って、東方の三賢者(Magi)が贈り物を持って現れたことを記念する日です。(※ 12月26日を 1 日目とする説もあります。)
この歌の由来について、インターネットで流布しているのは、「カソリックが禁止されていた 16 世紀のイギリスで、カソリック信者たちが神への信仰を広めるために作った秘密のコードを含む歌である。"my true love" とは神のことで、歌にあるプレゼントはそれぞれ神へのささげ物をシンボル化したもの。」という説です。これについては、「歴史的に不整合である」などの議論がありますが、肯定派も否定派も確たる物的証拠がないので、真偽はグレーのままのようです。
このように「一行ずつ増えていく歌」を cumulative song (cumulative =「しだいに増加する」)といいます。cumulative song は非常に替え歌が作りやすいため、数多くのパロディが存在します。(普段よく耳にするのは、むしろパロディバージョンのほうかもしれません。)
明日は、"12 Days of Christmas" の替え歌をいくつかご紹介します。
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