【雑学】子を想う詩 |
お久しぶりです、すっかりごぶさたしています。この冬に長女を出産し、忙しさに取り紛れてすっかり更新が滞っていました。基本的に昼寝中の娘を片手に抱えての更新ですので、これからも遅々としたペースではありますが、今後ともよろしくお願いします。
※ コメントくださっているかたがた、返信が遅れてしまっていてすみません。できるだけ過去にさかのぼってちゃんとお返事したいと思っています。 ※
今回はブランク後のリハビリ的(?)な更新ということで、軽めの雑学記事です。私が妊娠中に出会った、子供にまつわる詩・歌をひとつずつご紹介したいと思います。お子さんをお持ちの方ならじんわりくること間違いなしです。
一つ目は"A Touch Of Love"という、作者不詳の詩です。
A Touch Of Love You were six months old and full of fun, There were so many things we were going to do, At two, you were very dependent on me, Your third birthday; another year I tried to ignore, Four was the year that you really strived. Now you are ready for books and for rules. The big day came, you were anxious to go. As you climbed aboard and waved good-bye, Time goes so fast it's hard to believe And tomorrow when the bus brings you home and you jump to the ground So I'm holding to these moments as hard as I can, - Author Unknown (拙訳)ほのかな愛情 六カ月の赤ちゃんで、笑いを振りまいていたあなた 一緒にいろんなことを楽しむはずの一年だったのに 二つのあなたは私に甘えっぱなし 三つのお誕生日、もう一年はこのままでと願ったが 四つのあなたは驚くほどの成長ぶり 今やあなたは本と規則を受け入れる準備ができた ついにその日がやってきて、あなたは不安でいっぱいだった あなたがバスのステップに足をかけ、私にさよならと手を振る時 時間はなんと早く流れ そして明日バスがあなたを連れ帰り、あなたが地面に飛び降りたとき だからこそ、私はこの一瞬一瞬を握りしめとどめておこうとするのだ |
「五歳で学校?」と思われるかも知れませんが、これはいわゆる小学校(elementary school)ではなく、その前にある kindergarten を指しています。日本では kindergarten というと「幼稚園」で義務教育の枠からは外れていますが、アメリカの義務教育はこの kindergarten から始まるとされています。高等教育までの基礎的教育は K-12 (K to twelve) という言い方で大学以上(higher education)と区別され、教育改革(ちょうどオバマ政権が取り組もうとしているような)がいわれるときは、たいていこの K-12 が対象となります。
「キャップとガウン」は、もちろん卒業式(commencement)の象徴ですね。余談ですが、個人的にこの commencement という言葉が非常に好きです。commencement の元となっている動詞 commence には、「...を始める、開始する」という意味があります。ある一つのステージを終え、そこで得たものを糧に次のステージへ向かう、その区切りの儀式、という前向きな姿勢を感じさせる言葉だと思います。
さて、もう一つご紹介したいのは、ミュージカル『Mamma Mia』にも使われていた、ABBA の "Slipping Through My Fingers" です。「私の知らぬ間に娘は大きくなっていた」「ともにいたあの貴重な時間をただぼんやりと過ごしてしまった」「彼女をこのまま永遠に失ってしまう気がする」という、子供の成長とともに大きくなる喪失感を歌い上げています。メロディーも美しく、何度も聞きたくなる曲です。
"Slipping Through My Fingers"
※ 動画が表示されない場合は、以下のリンクから直接 youtube のページに飛んでご鑑賞ください。
http://www.youtube.com/watch?v=TJ2hoghGh24
Slipping Through My Fingers(歌詞一部抜粋) Schoolbag in hand, she leaves home in the early morning Slipping through my fingers all the time (拙訳) 学校鞄を片手に彼女は朝早く家を出る いつも私の指の間をすり抜けてゆく |
どちらも、子供の成長と自立を喜びつつも、寂しさを否定できない、万国共通の親の感傷を表現しきっているいい詩ですよね。こんな詩を読むと、寝かしつけでかかる三時間も、抱っこのしすぎで腕がしびれた一時間も、貴重なものに感じます。まあ、そういいつつもトイレで一人になると、ほっとするわけですが(笑)
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ああ!そのようなご事情だったのですね。まずはご出産おめでとうございます。
急ぎませんので昨秋に質問した件、そのうちご回答いただけると嬉しいです。
今回の詩、大変心に沁みわたりました。かくいう私も二歳の娘の母で、娘中心の生活に嫌気が差すこともあります。。。でもそうですよね、あっという間に月日は経つのです!
私事ですが、我が娘(バイリンガル)のfirst sentenceは I love you!で、この瞬間のことは鮮明に覚えております。Rickoさんも子育て頑張ってください。
こちらのページの更新も楽しみにしております。
全く期待しないで行ったのにめちゃ色っぽい人妻がいてびびったーよ(゚д゚ ;)
ふわふわのおぱーいで息子を挟んでくれたりとサービス精神も旺盛だったし♪
つーか人妻なのにいつも中出しでハメまくってるけどいいのかよ?w
ま、毎回3マソ貰ってる俺からは何も言わないけどねwww