【単語】#11: reserve |
reserve |
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<<動詞>> reserve + 目的語 <<名詞>> reserve + of |
■ reserve の解説
reserve のコアとなるイメージは、「ある目的に備えてとっておく」ということです。reserve には、他動詞のほかに、名詞としての用法もあります。
まず、他動詞としての reserve を見てみましょう。勝負服やちょっと高いワインなどの『貴重なもの』は、reserve の、つまり、特別な時間のために大事にとっておく対象日なります。また、『時間』をあることをするためにとっておく、こともあります。貴重な土曜の夜を、ゲームなどで浪費せずに、ゆっくり家族と過ごそう、という場合には Saturday night (土曜の夜)を reserve します。
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また、日本語にもなっていますが reserve は、「(レストランやホテル)を予約する」という意味にも使われます。ただし、医者や美容院でする「予約」には、reserve は使いません。 レストランやホテルは、「四人掛けの一テーブル」や「ツイン一部屋」と『場所』をとっておくのに対し、医者や美容院は、担当の人との『面会時間』をとります。このような「『面会時間』を確保する」場合には、(make an) appointment を使います。
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また、『判断』や『意見』を reserve することもあります。まず他の人の意見を聞いておきたいなどの理由で、自分の意見や批判を後に「とっておきたい」ときに、 reserve が使われます。
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名詞の reserve も「とっておく」のイメージからの派生です。前置詞 of をとって、後々のための「...の貯え、備え」を表します。
面白いことに、reserve は「慎み、遠慮、控え目」という意味にもなります。激しい感情や自己主張を自分の内側に「とっておく」という態度を表しています。(いざというときには、爆発したりするかもしれません。おとなしい人ほど怒らせると怖い、と言いますから。)
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■ reserve から派生した単語
reserve から派生した単語にも、「とっておく」の気持ちが引き継がれています。
reserved は、元々は reserve の過去分詞ですが、形容詞としても定着しています。それぞれ動詞から意味を引き継いだ「予備の、取っておいた」、「予約された」といった意味に加えて、名詞 reserve の「慎み、遠慮」から派生した「控え目な、遠慮がちな、内気な」という意味もあります。
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また、名詞 reservation には、「留保」、「(ホテルなどの)予約」という意味があります。また、ある計画などについて賛成しかねるような「疑い、不安」がある、という意味にも使われることもあります。
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