【発音】[ng] for ring |
for ring |
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■ 発音の解説
の発音記号をよく見ると、 と を合体させたような形をしています。その音もまた、 と を組み合わせたような音です。つまり、 は と をマスターしていれば比較的簡単に発音できます。
日本語には、 に一音で相当する音はありません。個人的に似てるかも、と思っているのは TV アニメ『サザエさん』の番組の最後で、サザエさんが「じゃあまた来週もみてねー」に続けて「んーがっ(ふっふっ)」と饅頭をのどに詰まらせるシーン。あの「んーがっ」は のイメージに割と近いです。
を発音するには、まず口を軽く開けたまま、「ンー」とハミングします。このハミングの間の舌は、 の発音のときとは違い、のどの奥あたりにつけます。(むしろ、 の発音と同じ場所ですね。)そしてハミングの終わりに、「ガッ」と軽くのどをはじくように息を開放しましょう。このときの「ガッ」には、単独の ほどの力は要りません。鼻濁音のように、角の取れた音を出します。
■ 練習問題
のみで、スムーズに発音できるようになったら、今度は を含む単語で練習して見ましょう。 以外の音は、ここではそれほど意識する必要はありません。 初めは、それぞれの音を別々に の音と他の音を分けるように、ゆっくりと発音しましょう。例えば、thing なら "thi---ng" というふうに、これを何度も繰り返してください。最初のうちは、ちょっと大げさなくらいに口も舌もはっきりと動かすほうが、発音の練習になります。 の音に自信が持てるようになったら、徐々に とそれ以外の音の間をつめていき、最後にはなめらかに一息で発音できるようになるまで、繰り返してください。
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(4)から(6)は、 の後に母音が続くパターンです。この場合も、ハミングの後の「ガッ」は軽く流してください。 のようなするどい音はしません。
の基本ができたら、ついでに + という組み合わせの発音も押さえておきましょう。この場合、「ンー」のハミングの後には の代わりに がきます。 の とは違って、 単体のときと同じように、息をするどくはじきましょう。手を口の前方 5 センチのところにかざして、 の音を出したときに手に息がぶつかってくるのを感じられるか、確認してください。
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+ の場合は、どの位置に音があっても の音ははっきり聞こえますので、意識して発音してくださいね。
さて、ここで難しいのが、 と + の聞き分けです。二つの音は、ハミングの後ろに(軽めの) がくるか がくるかの違いしかありません。また、 も も実際の会話では、若干飲み込まれ気味に発音されがちなので、拾いにくい音でもあります。
聞き分けのための一番の近道は、発音の練習をしながら自分の耳を音の違いに慣らしていくことです。どんな風に音が出ているか、自分の発音を意識しながら、以下の単語をゆっくり左、右、左、と繰り返して練習してください。できれば、一度自分の発音を朗読して聞いてみるといいでしょう。
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の発音に慣れてきたら、以下の Tongue-Twister (早口言葉)も試してみてください。
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