【発音】[dzh] for justice |
for justice |
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■ 発音の解説
に日本語の音で相当するのは、「ジャ・ジ(ヂ)・ジュ・ジェ・ジョ」の音です。ただし は日本語の音よりも勢いよく、「ジャ」より「ジャっ」というはじけるような音になります。ちょうどカンカンに熱した油に水を一滴落として油がはじけたような、短く鋭い音です。
は、その無声音バージョンである と同じく、英語の子音の中では少し特殊な「破擦音(はさつおん)」という種類に分類されます。「破擦音」は、息を舌や唇で完全に止めてから解放する「閉鎖音(へいさおん)」(=)と、息を舌や唇で狭めてこするように出す「摩擦音(まさつおん)」(=)の二音が合わさって一つの子音となっています。 という発音記号からも、 と の二つの音がセットになっていることがわかりますね。
を発音するには、 の「うるさい人に対しての『シーっ』」の口をしたまま、 の発音時のように舌を上の歯茎の裏にくっつけます。そして の舌をはじきながら、「ジっ」と鋭く息を歯の間から前に飛ばします。このとき、日本語の「ジ」のように母音がつかないよう注意してください。
は と違いがわかりにくく混同してしまうのでは、と思われるかもしれませんが、実際には はごく限られた単語にしか使われませんので安心してください。(詳細は [zh] for vision)「ジャ・ジ(ヂ)・ジュ・ジェ・ジョ」の音の 95% は、 で発音されます。
■ 練習問題
のみで、スムーズに発音できるようになったら、今度は を含む単語で練習して見ましょう。 以外の音は、ここではそれほど意識する必要はありません。 初めは、それぞれの音を別々に の音と他の音を分けるように、ゆっくりと発音しましょう。例えば、June なら "J---une" というふうに、これを何度も繰り返してください。最初のうちは、ちょっと大げさなくらいに口も舌もはっきりと動かすほうが、発音の練習になります。 の音に自信が持てるようになったら、徐々に とそれ以外の音の間をつめていき、最後にはなめらかに一息で発音できるようになるまで、繰り返してください。
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(1) から (3) は、最初の音が のパターン。日本語の「ジャ・ジ(ヂ)・ジュ・ジェ・ジョ」と違って は母音のつかない子音単体であることを、意識しながら練習してください。 例えば、(1) の June の下線部の発音は、 といった後で と発音しなくてはなりません。 (4) から (6) は、 の音が単語の最後に、(7) から (9) では単語の真ん中にあります。こういうを聞き取ってもらうためには、息を鋭く押し出す力がとても大事。少し離れて立っていても聞こえるくらいに、勢いよく鋭い子音を飛ばすよう意識してください。
の発音に慣れてきたら、以下の Tongue-Twister (早口言葉)も試してみてください。
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