【発音(応用)】ストレスの法則(4)《2シラブルの単語》 |
今回は、2シラブルの単語のストレスの法則について解説します。2シラブルの単語のストレスのかかり方は、2パターンあります。ストレスのパターンとその例を順番にご紹介します。
関連記事
・シラブル(音節)
・なぜストレスが重要なのか
・ストレスの法則(1)《ストレスこそ発音の鍵》
・ストレスの法則(2)《1シラブルの単語》
・ストレスの法則(3)《続・1シラブルの単語》
■ 2シラブルのストレス:パターン (1)
2シラブルの単語のストレスパターンの一つ目は、一番目のシラブルにストレスがあるものです。つまり、一番目のシラブルの母音が二番目に比べてより長く、高いピッチで発音されます。長さは大体、ストレスのかかっていない2番目のシラブルの二倍だと考えてください。
このパターンの単語の例には、party (パーティ)があります。第1シラブルである par は長く、ピッチを高くとり、第2シラブルの ty は短めに、低めに発音されます。
このパターンは、2シラブルの単語全体の 90% を占めています。以下は、このパターンの単語の例です。(太字部分にストレスがかかります。)長さ、ピッチに気をつけて何度も口にだして練習してみてください。
|
■ 2シラブルのストレス:パターン (2)
もうひとつのパターンは、第2シラブルにストレスのある単語です。この場合は、第一シラブルは、短く、ピッチを低くとります。第2シラブルは長めに、ピッチは高めに始まりますが、最後に再びピッチを落とします。
prepare (を準備する)は、このパターンの例のひとつです。第1シラブルの pre は、短く、低い音となり、第2シラブルの pare は高く発音されますが、-re のあたりで少しピッチを落として終わります。第2シラブル全体の長さは、ひとつめのパターンと同様、ストレスのない第1シラブルの二倍くらいの長さになります。
このパターンの単語は、2シラブルの単語全体の割合から言えば少なめですが、私たちがよく目にする単語も数多くあります。例外はありますが、このパターンは、接頭辞のついた動詞によく見かけられます。接頭辞とは、pre- や co- のように、それそのものは単語として独立していませんが、単語の頭について意味を付け加えるものです。シラブル数にかかわりなく、接頭辞にはたいていストレスはかかりません。
以下は、第2シラブルにストレスのかかる単語の例です。(太字部分にストレスがかかります。)以下は、このパターンの単語の例です。長さ、ピッチに気をつけて何度も口にだして練習してみてください。
|
■ ストレスで知る単語の品詞
2シラブルの単語には、ストレスをどちらに置くかで品詞が変わる単語がいくつもあります。これらの単語では、第1シラブルにストレスがある場合は名詞を、第2シラブルにある場合は動詞となります。
|
次回は、2シラブル以上の単語にかかせない、ストレスのないシラブルの発音、いわゆる「あいまい母音」について解説します。
<< 【発音(応用)】ストレスの法則(3)《続・1シラブルの単語》 | ホーム | 【フレーズ】#14: end game >>
関連記事 |
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 【発音(応用)】ストレスの法則(4)《2シラブルの単語》
このブログ記事に対するトラックバックURL: https://bin.xrea.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/139
▼コメント入力フォームを表示する/隠す
コメントする