【発音(応用)】ストレスの法則(7)《4シラブルの単語》 |
今回は、4シラブルの単語のストレスパターンについて解説します。シラブルの数が増えるにしたがって、ストレスのパターンも増えてきますが、ストレスの基本は一緒です。基本に戻りたい方は、ストレスの法則(3)とストレスの法則(5)の記事を読みかえしてください。
4シラブルの単語のストレスパターンは、主に三つあります。(1)第1シラブルにストレスのあるパターン、(2)第2シラブルにストレスのあるパターン、そして(3)第3シラブルにストレスのあるパターンです。(第4シラブルにストレスのある単語もありますが、数が少ないのでここでは割愛します。)
(※)ストレスは、アクセントとも呼ばれていますが、訛りの意味のアクセントと区別するためにこのサイトではストレスに統一しています。
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・ストレスの法則(4)《2シラブルの単語》
・ストレスの法則(5)《あいまい母音》
・ストレスの法則(6)《3シラブルの単語》
■ 4シラブルの単語のストレス(1):第1シラブルにストレスがある「タータタタ」型
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4シラブルの単語のストレスパターンの一つ目は、一番目のシラブルにストレスがあるものです。一番目のシラブルの母音が他のシラブルの母音に比べてより長く、高いピッチで発音されます。長さは大体、ストレスのないシラブルの二倍だと考えてください。リズムを口で表すと、「タータタタ」という感じです。長いストレスのかかるシラブルで二拍、ストレスのないシラブルはそれぞれ一拍、のように手拍子でカウントしてみてもいいでしょう。
ストレスのないシラブルの母音は、短母音ならあいまい母音になりますが、二重母音なら二重母音のままで発音されます(ただし、音のピッチは低くなります)。
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以下は、第1シラブルにストレスのある4シラブルの単語のリストです。太字はストレスのあるシラブルです(下線部は母音)。赤字は、あいまい母音 を示しています。初めは、ストレスのあるシラブルを意識して読み上げ、慣れてきたら赤字のあいまい母音
に気をつけて練習してください。
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■ 4シラブルの単語のストレス(2):第2シラブルにストレスがある「タタータタ」型
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4シラブルの単語のストレスパターンの二つ目は、二番目のシラブルにストレスがあるものです。二番目のシラブルの母音が他のシラブルの母音に比べてより長く、高いピッチで発音されます。長さは大体、ストレスのないシラブルの二倍だと考えてください。リズムを口で表すと、「タタータタ」という感じです。長いストレスのかかるシラブルで二拍、ストレスのないシラブルはそれぞれ一拍、のように手拍子でカウントしてみてもいいでしょう。
ストレスのないシラブル母音は、短母音ならあいまい母音になりますが、二重母音なら二重母音のままで発音されます(ただし、音のピッチは低くなります)。
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以下は、第1シラブルにストレスのある4シラブルの単語のリストです。太字はストレスのあるシラブルです(下線部は母音)。赤字は、あいまい母音 を示しています。初めは、ストレスのあるシラブルを意識して読み上げ、慣れてきたら赤字のあいまい母音
に気をつけて練習してください。
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■ 4シラブルの単語のストレス(3):第3シラブルにストレスがある「タタタータ」型
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4シラブルの単語のストレスパターンの三つ目は、三番目のシラブルにストレスがあるものです。三番目のシラブルの母音が他のシラブルの母音に比べてより長く、高いピッチで発音されます。長さは大体、ストレスのないシラブルの二倍だと考えてください。リズムを口で表すと、「タタタータ」という感じです。長いストレスのかかるシラブルで二拍、ストレスのないシラブルはそれぞれ一拍、のように手拍子でカウントしてみてもいいでしょう。
ストレスのないシラブルの母音は、短母音ならあいまい母音になりますが、二重母音なら二重母音のままで発音されます(ただし、音のピッチは低くなります)。
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以下は、第1シラブルにストレスのある4シラブルの単語のリストです。太字はストレスのあるシラブルです(下線部は母音)。赤字は、あいまい母音 を示しています。初めは、ストレスのあるシラブルを意識して読み上げ、慣れてきたら赤字のあいまい母音
に気をつけて練習してください。
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ストレスの解説も佳境に入ってきました。次回は、複合語のストレスについてお話したいと思います。
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